適応障害になって休職した話

2020年6月に私は適応障害と診断されました。適応障害と診断され会社を休職するまでの流れと、休職中の生活について紹介します。

※適応障害とは…ある社会環境においてうまく適応することができず、さまざまな心身の症状があらわれて社会生活に支障をきたすものをいいます。だれでも、新しい環境に慣れて社会適応するためには、多かれ少なかれ苦労をしたり、いろいろな工夫や選択をする必要にせまられることはよくあることです。それがうまくいかなくなった場合には、会社では職場不適応、学校では登校拒否(不登校)、家庭では別居あるいは離婚などといった形であらわれます。私の場合は職場不適応による身体的愁訴を伴う適応障害が発生しました。

休職に至るまでの出来事

私は都内のSIerに勤める新卒入社7年目のサラリーマンです。2020年1月から新規事業のプロジェクトに前任者から引き継ぐ形で開発リーダーとして参画することとなりました。当初から開発費不足で、最低限の体制での開発となってしまったこと、私自身のスキルがプロジェクトにアンマッチだったこともあり、ずっと心身共にギリギリの状態で仕事をしてしまっていました。また、ちょうどコロナ禍でただでさえ気が滅入るような状態が続いていました。

しばらくはドタバタしながらもプロジェクトを回していましたが、トラブルが連発して2020年5月頃から夜なかなか寝付けなくなったり、日中突然動悸と吐気が止まらなくなり、思考停止状態となることが増えました。食事も朝食、昼食と食欲が出ず、ほぼ夕食だけで栄養を取っているような状態でした。仕事の質も下がり最低限の事しかできなくなりました。

2020年6月初旬に意を決して、心療内科に行くことにしました。心療内科に行く心理的なハードルがかなり高く、かなり迷いましたが結果的には病院に行って良かったと思っています。心療内科に行くか迷っていたときに以下の本が非常に参考になりました。完全に心が壊れる前に仕事から距離をおこうと思えたのは、迷っている時にこの本を読めたからだと思います。心療内科に行ったり、休職する心理的なハードルがかなり下がると思います。

心療内科へ通院開始

病院の雰囲気は思っていたよりも普通で若い人が多い印象を受けました。他の患者さんの見た目も普通で、よく街で見かけるような普通の人が多く、少し意外な感じがしたのを覚えています。初診ではカウンセリングを受け、すぐに「適応障害」だと診断されました。また、休職の診断書と睡眠薬、抗不安剤が処方されました。

ただ、この時点で休職すると完全にプロジェクトが止まってしまうため、休職を上長に相談するのがかなり難しい状態でした。さりげなくプロジェクトへの増員を依頼したりしてみましたが、聞いてもらえずしばらくは薬を飲みながら仕事を続けることにしました。辛い状態でしたが睡眠薬で夜眠れるようになっただけで、少し体調がマシになりました。

2020年7月に今までのプロジェクトがまだ終わっていない状況で、さらに新しいプロジェクトが始まりました。完全に仕事が回らなくなり、残業時間の規制もあり隠れて仕事をしていましたが、心が折れてもう無理だと思いました。ただ、そんな状態になっても上長に休職の相談をすることができず、結局最終的に人事部に相談しに行くこととしました。

人事との面談では、主に現在の状態を整理して今後どうするかを話しました。初めは業務量の調整の相談のつもりでしたが、休職の診断書が出ていたのですぐに休職することとなりました。上長もかなり迅速な対応をしていただき、すぐに後任者を見つけて、2日間引き継ぎをして休職に入ることとなりました。2日ではとても引き継げないので後任者の方には大変ご迷惑をおかけしたと思います。

休職中の過ごし方

私の場合は、会社の規程で独居での休職が認められていなかったので、実家に戻ることになりました。新型コロナウイルスの影響もあり、家族にはかなり気を使いましたが、東京から地方に移動して療養しました。私の場合、最初の2週間で体調はほぼ元に戻りました。元々仕事が原因だとわかっていたので、仕事から距離を置く事ですぐによくなったのだと思います。ただ、なんとなくやる気の出ない状態が続いてしまい、結局2ヶ月近く休職することとなりました。休職中やって良かったことと悪かったことを以下にまとめます。

■やって良かったこと

  • 散歩
  • 筋トレ・ストレッチ
  • 登山(軽いトレッキング)
  • 語学
  • 部屋の片付け・断捨離

軽く体を動かすことは気が紛れてとても良かったと思います。筋トレや登山は小さな達成感を得安く、何をやってもダメだと落ち込んでいた時に効果的でした。語学も小さな達成感を得やすく、またしゃべることで気持ちがスッキリしました。部屋の掃除も気分が変わるのでおすすめです。

■やらなきゃ良かったこと

  • 転職活動
  • 株・FX
  • コロナ禍での地方への移動

自信を失っている時に転職活動してもうまく行くはずがなく、やらない方が良いと思いました。コロナ禍で企業も採用を絞っており、個人的には今やっても良い成果は出ないと思います。今の会社は最良ではないでしょうが、ちゃんと休職を認めて療養させてくれているので、最悪な環境ではないので、一度復帰して仕事をしてみるのが良いという結論に至りました。

また、株やFXはかなりメンタリに負荷を与えるので、休職中は手を出さないようにした方が良いです。長期で持っている株以外は一度売却した方が気分的に楽になると思います。損してもまた稼げば良いと思うことにしました。

最後のものは休職中とあまり関係ありませんが、コロナ禍での地方への移動はかなり気を使うのでお勧めしません。会社に指示されても一度交渉してみた方が良いかもしれません。適応障害での体の倦怠感などの不調と新型コロナウイルスの症状の区別がつかず、結局問題ありませんでしたが、最初の1,2週間は実家に戻ったことを後悔しました。もし家族に移してしまったらとかなり気分が落ち込んでしまいました。

復職に向けて

私の場合、おそらく来週の通院で復職許可の診断書を出してもらえると思います。当初は2週間も休めばよくなるだろうと思っていましたが、結局2ヶ月近く休職することになりました。おそらく人事評価は下がるし、プロジェクトも途中で投げ出してしまったので、同じ仕事はさせて貰えないものだと思っています。家族に心配をかけてしまったし、友人にも会いにくくなってしまいました。短期的に見たら大きなマイナスです。

今まで唯一誇れることは、中々経験できないような仕事を若手の頃から経験させてもらえていることでした。ただ、今回の新規事業は結果的に乗り越えることができず、多くの人に迷惑をかけてしまいました。

私自身はサイドFIREを目指しているため、残りの資金を溜めるために、またゼロから信頼を獲得し、コツコツ働かなければなりません。今回仕事から2ヶ月離れてみて、仕事のない暮らしは張り合いのないものだなと思ったり、趣味のない状態では時間を持て余すことがわかりました。今後長期的に見てプラスだったと思えるように、少し目標を軌道修正しつつ、これからしっかり生活していかなければいけないと思っています。

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